滋賀県近江八幡市と彦根市にて開催のアートフェスティバル「びわ湖ビエンナーレ2020」に出演決定。

お知らせ

2020.09.25

滋賀県近江八幡市と彦根市にて開催されますアートフェスティバル「びわ湖ビエンナーレ2020」にACOON HIBINOの出演が決定しました。

▼BIWAKOビエンナーレとは

2001年、21世紀の幕開けとともに始まったBIWAKOビエンナーレ、初回は、大津市の湖岸に位置するびわ湖ホールとその周辺公園で開催しました。前例のなかった公共空間における作品展示やコンサートの開催は、その後の活動への突破口を開くこととなりました。2003年、2回目の開催準備より拠点を近江八幡に移し、以後、近江八幡市旧市街地の伝統的な建造物、江戸明治期より残る空き町家、元造り酒屋や元醤油蔵などを会場としてすでに8回開催しています。

上記のような建物は、地域固有の文化を特徴付けるものとして未来へと継承していくべき貴重な財産であると考えます。戦後、すでに多くの歴史的な建物を失ってしまった今、その保存と継承の方法をアートに見出そうとする試みがBIWAKOビエンナーレです。

そこには、 “日本人の持つ美意識の回復”という目的が、通底しています。

国際交流という観点でも、初回より海外作家を招き、地域の方々との交流を図ってきました。今やBIWAKOビエンナーレ自体が近江八幡の恒例行事となる中、参加アーティストやインターン生たちは、地元のお祭りの山車造りにも参加するなどますますその関係は深まっています。

今回の開催では、近江八幡に加え、国宝彦根城を抱く彦根の市街地も会場となります。

彦根会場では、彦根城の櫓や庭園、また市街地の昭和レトロな商店街、140年の歴史に去年幕を閉じたお風呂屋さんなど魅力あふれる会場での展示となります。この秋、約1か月半の間、繰り広げられる美の祭典が、皆さまの心に響き、作品とともに町の魅力も存分にお楽しみいただければと願っています。

▼今回のテーマ

今回のテーマは“森羅万象~COSMIC DANCE”。地球に存在するありとあらゆるものは、変化と生成の中にあり、なにひとつ、一瞬たりとも静止するということはありません。

すべての存在は、無論私たち人類自身も含め、宇宙の一員であり、ともにこの地球を舞台に踊るダンスの共演者なのです。

BIWAKOビエンナーレで作家たちが奏でる壮大なオペラが新型コロナウィルスで不安や恐怖にさいなまれた人々の心を癒し喜びに満ちた未来へと誘う礎のひとつになれば幸いです。

▼出演日時

2020年10月23日(金曜日)
17時30分オープン
18時00分スタート
2020年10月24日(土曜日)
17時30分オープン
18時00分スタート

▼アクセス

https://energyfield.org/biwakobiennale/access/

▼出演者

・ACOON HIBINO(永魂)

滋賀県出身。1981年関西学院大学在学中より本格的にピアノと作曲を始める。日本武道館での演奏や国際的な経験も豊富。2009年アルバム「Souvenir」を発表。2013年にはアルバム「Zen Piano」、2014年には3部作「月夜」「起源」「光の道」をリリース。コンサートでは、米国ポートランドジャズフェスティバル出演したほか、滋賀県で開催された「BIWAKOビエンナーレ2014」にも出演している。京都高台寺にて主催イベント、兵庫県立芸術文化センターにてソロコンサート、滋賀県で開催された「BIWAKOビエンナーレ2014」にも出演している。2013年10月、DNAの修復作用があると言われている528Hzの響きを活かした演奏活動や主催イベントをスタート。2015年1月には作曲家、ピアニストとしてテイチクエンタテイメントよりメジャーデビュー。2015年4月からはANA国際線の機内音楽に採用が決定した。7月にはメジャー第2弾が発売されたほか、12月には3部作のメジャー販売も決定した。また、2016年1月にはメジャー第3弾も発売決定した。Amazonのイージーリスニング部門、ニューエイジ部門にて1位を長期にわたり連日記録更新した。「第57回輝く! 日本レコード大賞 企画賞」を受賞。

・あわ屋

福島正知と奥野裕美子によるサウンドアートユニット。熊野の自然に寄り添う暮らしの中で日々耳にする音をインスピレーションの源に、日常に潜む宇宙の神秘や生命の不思議を独特の音世界で表現した”音のアート作品”を制作。楽曲制作、ライブ演奏、インスタレーション展示などに展開している。BIWAKOビエンナーレには、2010年より毎回参加させていただき、音とオブジェによる空間演出展示やライブパフォーマンスを展開してきました。その度に自分たちの表現を磨き高めさせて頂いていると感じています。変化の多いこの時代、これまで培った経験を糧にしつつ、新たな世界の幕開けを感じていただける作品を目指します。

・伊藤えり

東京芸術大学音楽学部楽理科卒。多忠麿、芝祐靖、多忠輝、松井北斗、宮田まゆみの各氏に師事。86年より「東京楽所」に参加。 長年、古典の雅楽の演奏にのみ注力してきたが、笙の古典調律の響きを活かした即興演奏に 魅力を感じ、様々なジャンルのミュージシャンとのコラボレーションを始める。2009年 、チャリティーのためのCD「祈りの海へ・・・」(朗読・江原啓之、ピアノ・高橋全、 他)をリリース(総合プロデュース、演奏、製作)。和洋楽器、さらに世界中の楽器とジャンルを問わず、様々な形で共演。2011年5月、30年近く住み慣れた東京をあとに、憧れの地、奈良県奈良市に引っ越す。かつてこの地で鳴り響いていた雅楽の音を追いながら、現代に響かせる音を模索中。
●主な演奏歴 「第10回神奈川国際芸術フェスティバル・舞楽法会」(東京楽所、神奈川県立音楽堂)、
”When two phoenixes meet”(香港大学による招聘コンサート)、
「笙とオルガン、ピアノとの出会い」(旧グッゲンハイム邸)、
「シャネル・ピグマリオンデイズ・コンサートシリーズ 和楽器との共演」(ネクサスホール)、
「レクチャーコンサートシリーズ 笙の響きと雅楽の愉しみ」(毎日新聞社京都支局ホール、京都相国寺養源院)など。

・タリナイナニカ

「思考するカラダの芸術」と呼ばれるコーポリアルマイム(Corporeal Mime)を専門とする フィジカルシアターユニット。主宰の巣山賢太郎とタニア・コークは、コーポリアルマイムの伝統を引き継ぐ第三世代のアーティストとして、洗練された身体表現を基点とする演劇様式の発展を目指して国内外で作品を発表している。2019年からは大阪東成区にアトリエFLYING CARPET FACTORYを構えて活動中。

その他、出演者情報はコチラ
https://energyfield.org/biwakobiennale/artists/

▼イベントサイト
https://energyfield.org/biwakobiennale/

▼主催・スポンサー

主催:文化庁、 独立行政法人日本芸術文化振興会、 国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ実行委員会

制作:国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ実行委員会

助成:令和2年度「美の滋賀」プロジェクト推進事業(活動推進事業)、 公益財団法人 花王芸術・科学財団、 公益財団法人 河本文教福祉振興会、 公益財団法人 秀明会、 公益財団法人 朝日新聞文化財団、 公益財団法
人 平和堂財団、 東方文化支援財団

協賛:オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム、 スウェーデン大使館、 The Swedish Arts Grant Committee、 thea°sys、 有限会社フェイム、 近江牛毛利志摩、 近江八幡まちや倶楽部、 株式会社千成亭、 進々堂商光株式会社、 株式会社カネ吉ヤマモトフーズ、 株式会社日吉

後援:滋賀県、 滋賀県教育委員会、 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、 アンスティチュ・フランセ関西、 ポーランド広報文化センター、 しがぎん経済文化センター

協力:京都市、 元離宮二条城、 MUZ ART PRODUCE、 村雲御所瑞龍寺門跡、 旧伴家住宅、 あきんど道商店街振興組合、 福井大学 教育学部 坂本研究室、 Galerie Elisabeth & Klaus Thoman Innsbruck / Vienna、 京都芸術センター制作支援事業、 近江鉄道グループ、 近江八幡左義長保存会、 成安造形大学 美術領域 現代アートコース 宇野ゼミ、 京都大学LSA、 滋賀県立大学永井研究室